岩手イノベーションベース第13回月例会開催レポート

2022年2月25日(金)に第13回月例会を開催致しました。

株式会社Cure App 医師・最高開発責任者 鈴木 晋 様

講演テーマ 「枠にとらわれない」

株式会社Cure Appのご紹介

治療効果をもつアプリ「治療アプリ®」を自社で開発し、運営している。

治療アプリについて

医師の介入なしに患者の生活状態を記録し、従来はできていなかった患者の行動や考え方に介入できる日本では初の治療手段

~講演内容~

ご自身の生い立ち、創業~治療アプリの開発までを振り返り「枠にとらわれない」をテーマにご講演をいただきました。

1.枠にとらわれなかった過去

(1)医師でもある鈴木様は、医学部卒業後の2年間をプログラマーとして過ごされており、「枠外の時代」としてその経緯についてお話を頂きました。

(2)CureAppの創業

創業当時は、プログラムによる医療機器という概念はなく、共同創業者で代表取締役であられる佐竹晃太様と鈴木様は、会社設立のフォーマットをご存知なかったそうです。

(3)その結果、「枠にとらわれない」ユニークな会社を設立することができ、創業目的である治療アプリを開発できたそうです。

2.地方にも枠にとらわれないマインドが必要

(1)講演の終盤に鈴木様は、地方における「枠にとらわれない」必要性と、実現のための協力をしたいとお話しされていました。

(2)概 要

地方では、ロールモデル格差によって価値観が固定化している?

a 地方課題の一つに、「多様なロールモデルが見えづらいことによる社会的な価値観の固定化」がある。

b その課題は、「個人の能力の差」からではなく、地方と東京の「情報の差」が「意識の差」となり生じている。との説明を受けました。

c また、コロナ以前は「情報の差」の解消のために、「ロールモデル(情報)を求める人材の東京一極集中」が必然だったが、コロナ禍においては場所を問わず働ける環境が整いつつあり、AFTERコロナは都心と、東京の情報格差の解決のカギを握っている。

(3)最後に鈴木様は岩手県出身者として「情報格差の解消の一端を担いたい」とおっしゃっておりました。

~お知らせ~

1.IIB第3期フォーラムメンバーを募集中

3期目のメンバーを募集中です。岩手県内の経営者(創業者、事業承継者問わず)対象ですので、奮ってご応募ください。

2.次回の月例会

次回の月例会は3月25日(金)18:00~の開催を予定しております。詳細はこちらから➡岩手イノベーションベース第14回月例会『ボーダレスな社員ゼロのリモート経営』開催のお知らせ(2022/3/25(金)18:00~)【オンライン】